木桶仕込み天然醸造醤油とは

木桶仕込み天然醸造醤油とは、長年の歳月を経て、木桶や蔵に住み着いた酵母菌と、天然の微生物、自然の力のみで発酵させ、醸造させた醤油を「木桶仕込み天然醸造醤油」といいます。

量産されているお醤油は、熟成・発酵を進みやすいように温度調節を人の手によっておこないます。よって短期間で熟成・発酵が完了しますが、そのためには、添加物を使用します。

それに比べ、天然醸造醤油は春~夏、冬を経て翌年までじっくり発酵させて、最低でも1年は寝かせます。四季の温度変化を利用して熟成・発酵させるので、手間暇も期間もかかります。

四季の寒暖のみで長期的に自然熟成させた醤油を特別に、「天然醸造醤油」と定義されています。

坂巻醤油の現在の職人は言います。「木桶と共に醤油が勝手に育ってくれます。私達は先代からの醤油造り方を守り、工場内を綺麗にし、雑菌を減らす。言うならば醤油の手助けをしているだけなのだと…。」

大正14年より使い込んだ木桶・蔵に住み着いた酵母菌、天然の微生物が坂巻醤油の財産であります。この木桶と共に手間暇と月日をかけ、添加物を一切使わない、天然醸造の坂巻醤油が出来上がります。

丸大豆醤油とは

坂巻醤油は原材料が「国産丸大豆」です。「丸大豆醤油」とは大豆を丸ごと原料に使っています。まるごと使うと大豆油をたっぷり含み、大豆の発酵がゆっくり進み、時間をかけて熟成して”まろやかさ”・”深いうまみ”の醤油へとなっていきます。この過程のなかで生まれる独特の香り、色合い、風味があります。熟成期間も、人工的に温度調節しないので、期間もかかります。国産の「丸大豆」を使い手間暇をかけ、無添加醤油ができ上がります。。

量産されているたいていのお醤油は原材料名に「脱脂加工大豆」とあります。「脱脂加工大豆」とは、大豆の搾りかすをフレーク状にしたものです。これに発酵促進剤などを加えると、通常の1/4以下の期間で醤油が出来上がるようになっています。「脱脂加工大豆」は、どちらかと言うと”すっきり”とした味わい、「丸大豆」は、まろやかな味わいになると言われています。

現在流通している醤油約80%がこの「脱脂加工大豆」を使って生産されていると言われています。「丸大豆」を原料に使ったお醤油も現在では少なくなり希少なお醤油になってきています。

小麦は安心できる地元の埼玉県産の国産小麦を使用しています。

タマジョウとは

タマジョウとは、先祖代々からの昔の言葉で、タマジョウ=玉上=上玉=上級 と言い伝えられ、上級品という言葉からきていると伝えられています。

再仕込み醤油・甘露醤油とは

一般的な醤油は、醤油麹に塩水を加えたもろみを熟成させて作りますが、坂巻醤油の再仕込み醤油とは、醤油麹に塩水でなく丸大豆醤油(濃口醤油)を使い再度、発酵・熟成をさせます。

塩水の代わりに丸大豆醤油(濃口醤油)を使って仕込んだ醤油を再仕込み醤油・甘露醤油と言います。

つまり再仕込み醤油には、原料や期間も一般的な醤油に比べて、2倍必要になり、2年物のお醤油になります。その分、旨味と風味が凝縮されます。

再仕込み醤油は色も濃いので、塩分が高そうなイメージがありますが、以外にも塩分は一般的な濃口醤油より塩分は控えめになっています。醤油は、以外なことに色が薄いほど塩分濃度は高くなっています。

薄口醤油>濃口醤油>再仕込み醤油 (塩分濃度)

減塩醤油ほどではありませんが、塩分は控えめです。

又、再仕込み醤油は一般的に流通している量が1%にも満たないと言われ、大変貴重なお醤油です。